会員限定コラム #09

5年後、10年後の未来に耐えうる「エイジングケア」の引き算哲学

シワやたるみを見つけるたびに、何かを「足す」治療(ヒアルロン酸注入やボトックス注射など)を繰り返していませんか?一時的な凹凸を埋める足し算の美容は、時を重ねるほどに表情の自然な動きを奪い、お顔全体のバランスを崩してしまうリスクがあります。当院があえて選択肢をレーザーに絞り、「引き算の医療」を追求する理由をお話しします。

■ 1. 完璧な彫刻に「命の表情」を吹き込むこと

ギリシャ神話には、彫刻家ピュグマリオンが自ら彫り上げた完璧な女性像に恋をする物語があります。しかし、どんなに完璧で美しい像であっても、そこに命(その人自身の心の通った表情や個性)がなければ、本当の輝きは生まれません。ピュグマリオン自身も、やがてその像のような「生きた女性」を授けてほしいと神に願うようになります。美容治療も同様です。形としての表面的な美しさだけではなく、その方自身の内面や生き生きとした笑顔が表現されてこそ、真の輝きが生まれます。

■ 2. 異物を足すリスクと、肌本来の力を引き出す違い

● 物理的な変化を強制する「足し算の注入治療」シワの溝を異物で埋める注入治療は、速効性というメリットがある反面、お話ししたり顔が動いたりした際にかえって不自然な引きつれや違和感、時間経過による位置のズレを生じさせてしまうリスクが少なからず存在します。
● 大江橋クリニックの「引き算のレーザー工学」皮膚科学とレーザー工学に基づき、肌の土台から健康的にアプローチ。異物を頼るのではなく、あなた自身の細胞本来の修復力と引き締め力を引き出します。劇的な変化を人工的に作るのではなく、ご本人の自然な表情を守りながら、10年後の日々を重ねたお顔つきにも美しく耐えられる佇まいを育みます。

■ 3. 知性と叡智でお肌と向き合うサロンとして

ルネサンス期イタリアの小国に嫁ぎながらも、その優れた教養と高い知識、独自の美意識によってヨーロッパ中を魅了し、洗練されたサロンを築き上げた公爵夫人イザベッラ・デステの歴史的なエピソードがあります。彼女の歩みは、困難な状況にあっても「知性と叡智」を使い、自らの価値を高めていくことの大切さを現代の私たちに教えてくれています。医療におけるスキンケアも同様です。ただ一方的に施術を待つのではなく、お肌の仕組みに関心を持ち、医師と共に健康的な美肌を二人三脚で育んでいく。そんな本物のエイジングケアを、私たちは大切にし続けています。