立ち耳
立ち耳は生まれつき耳介を後方に引っ張って寝かせる筋肉が発達しないこと、また軟骨がうまく折りたたまれずに対耳輪の形成が悪いという2つの特徴を持っています。平らに広がって見えるので耳自体は比較的大きく見えます。また、両耳の立ち方が大きく異なる場合もあります。
よって、切らずに糸で縛るだけのような簡易な手術法では耳のような弾性軟骨の形を長期間にわたって保たせることは困難です。通常は耳の前後面を切開し、軟骨を露出させた上でメスなどを用いて形を整えます。術後は1週間程度耳全体を包み込むようにガーゼなどで圧迫する必要があります。